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信州善光寺と戸隠奥社 [黒姫山 紅葉を楽しむ 2017年9月]

 黒姫山へ行く前に、信州善光寺へ寄りました。あいにくの雨でした。しかも早朝とあって人気がありません。

善光寺 参道

 戒壇めぐりは予想だにしなかったことだったので、とても面白かったです。ちゃんと結縁できたかな?
 関西に住んでいると、古いお寺が身の回りにあって慣れてしまうのですが、都から遠く離れた600年代の信州でお寺ができていたことに驚いてしまいます。

善光寺本堂

 山門の脇にある佛足跡は、足腰の健康を祈る場所として、信州のマラソンランナーはお参りするそうです。

佛足跡佛足跡

 アルピコのフリー切符を買って、戸隠奥社へ。

戸隠奥社への杉

 戸隠の岩壁がそびえ立ちます。

戸隠奥社

 すぐ脇には戸隠の登山口が。危険度がたかそうです。

戸隠登山口

 北アルプスの登山口、松本にはよく行くのですが、長野はあまり記憶にありませんでした。戸隠に来たことがあるのですが、奥社は回っていないし、長野駅もあまり覚えていないのです。善光寺は行ってよかったです。
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「冬のデナリ」を読んだ。時速300キロの強風の世界からの生還… [山の本、TVなどメディア関係]


冬のデナリ (福音館文庫 ノンフィクション)

冬のデナリ (福音館文庫 ノンフィクション)

  • 作者: 西前 四郎
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2004/02/20
  • メディア: 単行本



 「冬のデナリ」を読みました。デナリはアラスカにそびえる6,194mの山。マッキンリーと呼ぶ方が通りが良いでしょうね。恥ずかしながら冬季初登が1967年で、そのパーティーが日本人を含む国際隊だったことを初めて知りました。

 作者の西前さんはその国際隊のメンバーでした。タクティクスを考える参謀役として描かれています。仲間がクレバスに落ちて死亡する事故にあいながら登山を続行。ようやく最終キャンプに到達し、天気の周期がよくなるのを待ちます。登頂とその後の天候の悪化。国際隊だけに感情のもつれも出てきます。生き延びるための最善の道とは…心理的な圧迫がこちらまで伝わってきます。

 この登山で印象的なのは「イグルー」「雪洞」の積極的な使用です。逆にイグルーと雪洞がなければ、寒さと強風を防げないのです。植村直己さんも雪洞を使用していました。

 植村さんと親交のあった元テレビ朝日の大谷映芳氏らが、デナリの5,715m地点に設置した気象観測機は「最低気温マイナス70度、最大風速毎秒82.5m」を記録したそうです。この風速は時速300キロに相当するそうです。(文藝別冊「植村直己 夢・冒険・ロマン 河出書房新社)  

 作者の西前さんは、社会人山岳会の関西登高会メンバーで、大阪の公立高校の先生だったそうです。少年文庫に収められているためか、わかりやすい文章が意識されていますが、作者が登山家だけに山岳の監修は安心して読めます。また全体を通してリアルで特に後半のサバイバル部分は、逆に登山を知らない人(少年、少女)にどこまでわかるだろうか、と心配になりました。

 登山から30年を経て、かつてのメンバーを訪ね歩き「あの登山とは…」と思考を重ねる作者。このパートはかつて登山に熱い想いを持った人なら、誰もが同感するのではないでしょうか。

 西前さんはようやく書き上げた本の出版を前にして亡くなられたとのこと。登山にかけた青春とその後の人生。西前さんという人はどんな方だったのでしょうか。生きていれば話を聞いてみたかったです。

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黒姫山 峰ノ大池と大ダルミを経て古池へ [黒姫山 紅葉を楽しむ 2017年9月]

黒姫山山頂

 大橋からクマの気配に怯えながら新道を経て黒姫山の山頂にたちました。黒姫高原が眼下に広がっています。このまま黒姫に下山したい気分になって来ます。それにしてもいいお天気です。

左から焼岳、火打山、妙高

 頚城の山々が手の届きそうな距離にあります。左から焼岳、火打山、妙高山。そういえば笹ヶ峰でスキー合宿をした時に見えていた山が黒姫山でした。たおやかな山容をいつまでも眺めていたのを思い出されました。だから黒姫山にいつか行ってみたいと心のどこかにあったのか…この時初めて思い出しました。

黒姫山の紅葉

 元来た道を引き返します。登りの時には気づかなかった紅葉がきれいです。雲間の光線がまたいい感じをかもし出します。

黒姫山の紅葉

 分岐を右に取り、峰ノ大池方面へ下ります。笹が払われ、整備はされているのですが、刈った笹が積もって何度も滑りそうになります。そのうち湖面が見えて来ました。峰ノ大池です。
 
峰ノ大池から小黒姫を仰ぐ

 そこから西登山道に入ります。ピンクのテープがこまめにつけてあって迷うことはありません。しかし、これがなかなかの曲者でして、火山特有の黒っぽい石がゴロゴロしています。その石に薄い苔が付いていて、これが滑るのなんの。きっと雨の時には苦労が倍増するでしょう。紅葉の季節なのに苔の緑のイメージです。

西登山道はわりと難路

 途中で単独の女性と会うと「久しぶりに人と会って嬉しい」と興奮気味に話し出しました。新道を行くはずが道を間違え西登山道に入ってしまったようです。道を間違った上、この道を一人で行くのはさぞ寂しかったことでしょう。
 別れてしばらく行くと、やっと西登山口につきました。笹ヶ峰への道を分けています。この先が一番楽しみにしていた「大ダルミ」です。

楽しみにしていた大ダルミ

 湿性植物が出て来たなあ、と思っていたら道が左に伸びています。「大ダルミ」の小さな標識があります。ここだ、と降りていきますと眼前に広がる湿原!泥が深くてこれ以上進めず、全容は見ることができませんでしたが、人知れず佇む湿原に感動しました。
 大ダルミから見覚えのある新道の分岐を通過し、今度は古池方面へいきます。この辺りはYAMAPの登山ルートとGPSの軌跡が合いません。おかしいなと思いながらもこの道に間違いないと進みますと、思ったより大きな古池が広がりました。池を前面に戸隠の連山も印象的です。黒姫山も全容を初めて見ることができました↓

古池から黒姫山を望む

 この辺もクマの気配に怯えます。大抵はドングリが落ちる音なんですがね(^ ^)。しばらくすると古池登山口(標識には大橋登山口)に到着します。車がビュンビュン走ってます。入山した登山口には車が10台くらい止まっていました。25分で戸隠キャンプ場です。

戸隠キャンプ場

 黒姫山は日帰りの登山としてちょうどいいですね。何と言っても戸隠連山の雄大な眺め、池に湿原と見所もあります。後から調べると七ツ池も行けばよかったです。
 戸隠は積雪期の本院岳ダイレクトなどずっと行きたいと思い続けていましたが、今ではさすがに無理だと思います。無積雪期でも有名な蟻の戸渡りは行ってみたいです。
 また頚城の山々の魅力を再発見した気もしました。渋い山行になりました。

■黒姫山 2017/9/30
大橋(5:10/8:25)黒姫山(8:40/9:05)大池(9:10/10:45)大ダルミ(10:50/12:10)古池登山口(12:15/12:40)戸隠キャンプ場

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黒姫山 戸隠の絶景と紅葉。クマにおびえる… [黒姫山 紅葉を楽しむ 2017年9月]

 黒姫山といえば、私の世代では相撲の力士名として馴染み深いですね(^ ^)。山としては戸隠、高妻山、妙高、火打に囲まれ、今ひとつメジャーになれていないような気がします。穏やかな山容は、この時期に単独で行くにはちょうどいいだろうと出かけました。

まだ暗い中、大橋林道を行きます

 戸隠キャンプ場から20分ほどの大橋登山口から登りだします。大橋林道を歩いているうちに夜が明けて来ました。途中、ピシッと枝が折れる音がしました。明らかに重い何かが枝を折った音です。もしかしてクマ!後ろを振り返りながら静かに、そして足早に立ち去ります。

新道の分岐です

 やがて新道の分岐に着きました。いよいよ本格的な登山道の始まりです。途中で休んでいると、ピーッと笛の音が聞こえました。おじさんがやって来たので「クマよけですか?」と聞くと「唸り声を聞いたので上を見上げると、木の上でクマがドングリを食べていた。こちらに気がつくと木から降りて来た。しばらく身構えたが、襲って来ず、ゆっくり遠ざかった」と興奮気味に話してくれました。

 枝が折れる音がした場所と同じです。やっぱりあの時、あの場所にクマがいた!それも十数メートルのところに…

ブナの巨木 紅葉がきれいです

 登山道はそのうちブナの林になりました。紅葉がきれいになって来ましたが、先ほどのクマの話が頭から離れません。ドングリが落ちる音でもビクッとして、耳を澄ませることがなんどもありました。

高妻山が見えて来ました

 やがて高妻山が見えて来ました。最初は曇り空でしたが、青空が広がって来ました。岩交じりの稜線に出たと思ったら「しらたま平」の標識。

戸隠から高妻山です。素晴らしい眺めです

 戸隠、高妻山、はるか向こうに槍ヶ岳など北アルプスも一望です。後立山の向こうに見えるのは剱岳ではないでしょうか。

北アルプスの稜線も見えました

 目を下に移すと、紅葉が朝日に照らされています。

朝日の中で紅葉がきれいです

 なだらかな稜線を歩いているとようやく黒姫山が間近に迫りました。

黒姫山はもうすぐです

■黒姫山 2017/9/30
大橋(5:10/8:25)黒姫山(8:40/9:05)大池(9:10/10:45)大ダルミ(10:50/12:10)古池登山口(12:15/12:40)戸隠キャンプ場

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日本一低い山「天保山」 変わる港の景色 [大阪発家族でアウトドア]

天保山の三角点

 日本一低い山として有名?な「天保山」。標高4.5メートル、三角点ももちろんあるのです。海遊館から数分ですが、実際に見るのは初めてです。ルートも2つあるとのこと(^ ^)。この辺りはポケモンGOの聖地となったそうですね。

海遊館

 海遊館は海外からの観光客もたくさんいるようです。USJからの船は大勢の人が乗っていました。ソ連の客船「プリアムーリエ号」火事の犠牲者の碑もありました。

大阪港

 40年ほど前によく父親と一緒に天保山で釣りをしました。そのときの中央突堤は本当に突堤が突き出しているだけで、そこでサビキ釣りをしたものです。今も護岸はチヌのような大きな魚がうじゃうじゃいました。釣れてないようでしたけど…
 今は南港への地下トンネルの入り口ができたからか、綺麗に整備されていました。そこからみる大阪港もすごく整備されています。
 
 昔は海の匂いがっもっと濃厚だったような気がしたけどなあ。子供だったから印象が深かったのでしょうか。
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高野山 今度もっとゆっくり行ってみたい [日常]

高野山金剛峯寺.jpg

 高野山はこれまで登山の対象として考えたことがありませんでした。小学校の林間学校以来の訪問です。
 あまりゆっくりできませんでしたが、ローカル線の雰囲気がたっぷり味わえる南海電車とケーブルカー。スピリチュアルな山上と、なかなか良かったです。時間がゆ〜っくり流れているようです。ちょっと涼しいですしね(^ ^)
 大きなリュックを担いだ外国人の旅行者が非常に多かったです。ブームになっているとは聞いていましたが、ここまでとは…。世界遺産に指定されるというのはこういうことなんでしょうねえ。たまたましれませんが、日本人の方が少ないのではないでしょうか。西欧の方とみられる人が静かに電車に乗っているのが印象的でした。みなさん、宿坊に泊まるのでしょうか?
 私も今度ゆっくり訪れたいと思いました。

 ↑写真は金剛峯寺。この時はもう閉まってました。
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奥利根・楢俣川洗ノ沢#2 「大岩を左へ」で大正解 [奥利根・楢俣川洗ノ沢 2017年8月]

 学生時代の山仲間と奥利根・楢俣川洗ノ沢へ沢登りに来て2日目。朝起きるとガスっています。事前の天気予報では夜中の間に雨が降るかもしれないと予想していたので、まだなんとかもってくれるのではないかと期待しての出発です。

さすがに源流っぽくなってきました

 すぐに源流っぽく、というか薮っぽくなって来ました。倒木が多いです。豪雪の影響なのでしょうか。それと下部ほどフリクションが効かないようになりました。ちょっと滑っています。気をつけてスタンスを選ぶようにしました。少しずつ標高を上げていきます。すると…

大岩を左へ

 ネットの記述にあった1,830mの大岩が出て来て、一同一安心です。これが見つけられないようだと、大藪漕ぎを覚悟しなければならないのですから。
 そこから左手に上がり、根曲がり竹を左上するように藪漕ぎしますと十数メートルで窪状にあたり、そこを上がっていくと草原状のところへ。ハイマツを少し漕いで頭上に見える岩稜を目指します。

藪漕ぎは最小限ですんだ

 9時に岩稜のテラスのような平坦地に着きました。9時です。私たちにしたら上出来でしょう(^ ^)

岩稜帯となった

 そこからは微かな踏み跡を辿りながら稜線をずんずん進みます。

笠ヶ岳が見えた

 笠ヶ岳の頂上です。

笠ヶ岳

 隠し持っていたビールが出て来たりして盛り上がります。ぬるいビールが美味しかったです。食料補給を各自でして片藤沼へおります。この辺り道はぐちゅぐちゅしてくるぶしぐらいまで潜ることも。沢靴だから平気ですけど、一般登山靴なら覚悟が必要です。

途中に池塘などがあった

 途中「尾瀬っぽい」景色も楽しんで、地味にアップダウンのある登山道を黙々と4時間降りると駐車場でした。谷川温泉で汗を流して、私は上毛高原から新幹線に乗り込みます。5時間少しで自宅に着くことができました。

 何十年ぶりの彼らとの山行でした。話をしていると心配事も色々抱えているようです。みんなそれなりに仕事が大変なようでした。
 それにしても自分を形作っているナニモノかを「共有」できる仲間って大事なことだな、と思いました。この歳になるとわかりますよね。

◆奥利根・楢俣川洗ノ沢 2017/8/13-14
1,駐車場ゲート(7:30/13:00)1450mテン場
2.TS(6:00/9:00)岩稜帯(9:00/9:35)笠ヶ岳(10:00/16:00)駐車場




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奥利根・楢俣川洗ノ沢#1 昔の山仲間と「癒し沢」へ [奥利根・楢俣川洗ノ沢 2017年8月]

 「沢でも行けへん?」大学時代の山の仲間に声をかけると、2人が手を上げてくれました。「ハードな山はでけへんで」との意見で一致。目指すは奥利根の楢俣川洗ノ沢という「癒し沢」となりました。

 奥利根といえば群馬県。関西からは全く馴染みのないところです。朝早く現地に入るため、夜行バスで19時半に難波のO-CATを出発。前橋駅には5時半に到着しました。乗降時間はなんと10時間近く。我ながらよく頑張るなあと思います。やっぱり高速バスに乗るなら3列シートを確保したいです(@_@)。

 友人との久しぶりの再会に「変わらんなあ」とお互い声をかけます。十数年会っていないので「仕事は?」「忙しい?」「家族は?」と一通りのご挨拶。最初は、時間を埋めるがごとくの会話ですが、徐々にバカ話に花が咲きました。

 奈良俣ダム方面へ。ゲートのところから歩き出します。ヘアピンカーブをすぎて適当なところから入渓します。しばらく平凡な河原歩きですが釜を持った小滝が出迎えてくれました。

釜を持った小滝が現れた

 さあ、ここから小滝とナメが次から次に出てきます。

2段8mは右から容易

 もう沢全体がナメ滝で構成されているようです。晴れ間も出てきました。フリクションがよく効いて、アクアステルスのソールが吸い付くようです。出てくる滝は全て直登が可能なのですから、もう笑いが止まりません(^ ^)

滑が続く

 ここまでとは思いませんでした!上越の沢は樹々がとても綺麗ですね。山全体が明るいです!みんなもう思い思いのルートでナメ滝をひたひた歩き、滝はグイグイと登っていきます。

滑がまだまだ続く。癒し沢

 魚影は見かけるのですが、釣りの方はさっぱりです。テン場に適当なところは見当たりません。探しながら行こうとどんどん登って行くと、6m滝に出合います。

8m滝、水が多い

 左の凹角が階段状で登れそうですが、水量が多いような気がして、右から巻きました。その後8m滝を超えるとすぐに左岸にテン場が見つかりました。インターネットで見つけた資料にある1450mのテン場です。

P8131397.jpg

 薪が湿っていてなかなか火がつきませんでしたが、文明の利器も用いながら、焚き火を灯します。仕事のこと、家族のこと、昔話のことなどを酒が尽きるまで(すぐに尽きてしまった)話しました。シュラフに入ってすぐに雨がパラパラしましたが、すぐに止みました。(このまま天気よ持ってくれ)と思っているうちにすぐに眠りにつきました。

◆奥利根・楢俣川洗ノ沢 2017/8/13-14
1,駐車場ゲート(7:30/13:00)1450mテン場
2.TS(6:00/9:00)岩稜帯(9:00/9:35)笠ヶ岳(10:00/16:00)駐車場




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「山から学ぶこと」京都府立大山岳部70周年シンポに参加して [大学山岳部のブログから]

 京都府立大学が今年創部70周年を迎えたのを記念して、6月10日にシンポジウムが学内で開かれました。シンポジウムの内容は「山から学ぶこと」です。行ってみると京府大ゆかりの講演者がずらりと並びました。

 まずは山岳会会長の挨拶。昔話のあとは、10年前の鳴沢岳の遭難で随分現役の部活動が変わったとのこと。とにかく安全が第一だと強調されていました。

 基調講演は京大出身で府大山岳部の顧問を務める牛田一成教授です。ヒトの腸内細胞がどのように進化したのかを調べているとのこと。難しい話のはずですが、京大・今西錦司氏から始まるフィールドワークの系譜を組んでいるのが感じられ興味深かったです。また技術の発達によってDNAの保存が容易となって飛躍的に研究が進んだということです。今はニホンライチョウの域外保全について研究しているとのこと。

 次は東ネパールの未踏峰ナンガマリⅡ峰登頂の竹中雅幸さん。重広恒夫さんが隊長。奈良県のある村で仕事をしているそうで、村の旗を苦労して写真に撮ったとのこと。竹中さんは出発までの難しさから、マネジメントの大事さを学んだということです。山岳部でも伝統と継続をどのようにするか、マネジメントは大事なのでは?と。

 楽しみにしていた高田直樹さん。「登山と神話」について「岩と雪」に1974年に六回連載(「岩と雪ベスト・セレクション」に一編収録)。ホイジンガー、ホモルーデンスは「遊び」を学問した。カイヨワは一番楽しい遊びは「眩暈」だと唱えた。めくるめく眩暈として山登りがあるのでは?(面白い話だなあ)
 東大谷G1積雪期初登をした。「岩と雪」四号。屏風岩1ルンゼ冬季初冬。落石の間隔が三分から五分であることがわかり、それで初登できた。八つ峰六峰Bフェース府大ルート。
 京都登攀倶楽部で雇われ隊長となる。それはラトック2峰だった。1979年ラトック1峰は英国のクリス・ボニントンがキャンセルして許可がおりた。岩登り技術応用編の映画、中日映画社で一緒に出演して顔なじみだった重広恒夫さんを口説いて隊員に引き込んだこと。(モニターに示されたラトック1峰のラインはめちゃくちゃ攻撃的でした)
 山をどう登るのか。どう生きるのか。イズムは消えた。自由・平等・博愛は看板だとわかった。遊びは百人百葉でいいのではないか。(話の拡がり具合や、どこまで本当なのかわからない話(すみません)に「なんで山登るねん」同様、引き込まれました(^ ^))
 
 その後もOBさんたちのアコンガグア登頂や、スポーツクライミングの全日本チーム公式トレーナーの話、県職員として南アルプスのシカ食害から高山植物を守る活動など、話は幅広く「山から学んだこと」が話されていきました。

 現場に行かないとわからないことがあること。主体的に取り組んでこそ面白いこと。たった一度の人生をどう生きるのかに関わること。諦めないこと。仲間を大事にすること。謙虚さを学んだこと。山が登れることはメリットであること。筑波大学にできた山岳修士を学ぶのもいいのではないかということ。

 京都府大のみんなは「自由」ですね。OBとなった今も何か山と関わりをもっているのがうらやましいと思いました。とても刺激になりました。

 植物保全をしている方が、山に登れることはすごいことだと言っていました。山というフィールドを舞台に手伝えることがあれば自分もやってみたいと思いました。


『岩と雪』 Best Selection

『岩と雪』 Best Selection

  • 作者: 池田 常道
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2017/01/20
  • メディア: 単行本



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六甲縦走の東半分…新神戸から宝塚 [関西の沢と岩と雪]

 去年5月に、塩屋から新神戸まで六甲の西半分を歩いたことがありました。それ以来なんとなく「やり残した感」があった残り東半分を、急に行くことにしました。
 冷静に考えるとこんなに暑い時期に行く必要はないのですが、「思いたったが吉日」ということで(^ ^)

布引の滝

 始発の電車で三宮へ。地下鉄が一時的に不通になっていたのでバスで新神戸へ。7時15分頃、駅の下をくぐり抜けて出発です。渓流沿いの道を行きますが、早くも汗がしたたり落ちます。
 早朝登山帰りの市民の方々とすれ違います。

 布引の滝、布引貯水池、市ケ原を通過して急登ゾーンの天狗道に入ります。この天狗道はしんどかった。
 救いはガスっていて日が差さず、全体的に気温が低かったことです。本当に助かりました。蝉時雨もなく、妙に静かな急登を黙々と歩いて行きます。時々、右側から海の音が聞こえます。

摩耶山はガスっていた

 9時半に掬星台につきました。ガスに包まれ展望はききません。トレランの方々が休んでいます。摩耶のケーブルは動いているようですが、姿は見えませんでした。ここで持ってきていたお弁当を早くも食べることにしました。栄養と水分は早めに取ることにしています。

紫陽花が綺麗でした

 ここからはさほどのアップダウンがなく、スタスタと歩くことができました。基本的には標識があるのですが、アスファルトの道と山道を交差しては乗り換えるので、注意が必要です。六甲ケーブルをすぎると途中エスケープはありません。
 六甲の山上は、シャッターを閉めているみ店もありますが、おなじみの「ジンギスカン」「六甲山ホテル」などが健在です。新しい店主によるカフェなんかも点在していてなかなか楽しいところです。この辺りは一度ドライブでゆっくり訪れてもいいかもしれません。
 六甲ロープウェイは表六甲は休止していますが、有馬温泉駅と六甲山頂駅の間で運行しているのですね。知りませんでした。山頂駅には外国人の方もいました、

やっと六甲最高峰だ

 12時半にやっとこさで六甲山の最高峰に到着です。記念写真を撮ったらすぐに下ります。一軒茶屋はトレランや自転車の人で賑わっています。ここでスポーツドリンクを購入。うまかった〜。ここから宝塚まで13.5kmとのこと。大丈夫かな?
 途中、小雨がぱらついたりして不安になります。ここまで来たのだから、完登しかないと腹をくくります。見慣れた(赤子谷の時)鉄塔が見えると急な下りとなり塩尾寺に到着です。住宅街を30分歩いてようやく宝塚に到着〜!

阪急宝塚駅に到着〜!

 喉はカラカラで、カルピスウォーターを一気に飲んでしまいました!山そのものもそうですが、やり遂げることに意義があるんでしょうね。やってよかったです。
 それにしても一日で須磨から宝塚まで歩く六甲全縦は、今の調子では到底無理ですね。皆さん、よくやるなあと感心します。今回のように2回に分けるか、テント泊がちょうど良いような気がします。
 それにしても晴れなくてよかったです(^ ^)

◆六甲縦走の東半分 新神戸から宝塚 2017/7/30
新神戸(7:15/9:35)摩耶山(10:00/12:30)六甲最高峰(12:35/15:50)宝塚

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