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大台ヶ原のマイカー規制はどうなった? [クライミングを復活させたい]

大台ヶ原 駐車場

 大台ヶ原に行った時に、思いっきり勘違いをしていました。「大台ヶ原はマイカー規制をしていて、奈良交通のバスでしか山上駐車場には行けない」と。

 しかしバスに乗ってみると、山上からの車と何度もすれ違います。こんなことなら車で来ればよかったと後悔したのですが、「おかしいなあ」と思って、家に帰ってからマイカー規制について調べてみました。

 2009年3月に環境省が発表した「大台ヶ原自然再生推進計画(第2期)」をみてみます。確かにマイカー規制について検討されていたようですので、私の勘違いはその時のもののようですね。

 それによると大台ヶ原の観光客は1990年ごろまでは5〜15万人前後で推移していたものの、1991年から急増し、1995年に約32万人を記録。その後は減少し2008年にはピーク時のほぼ半分に当たる約15万人となっている。

大台ケ原の遊歩道

 大台ヶ原ドライブウェイは1961年に開通。1981年にはドライブウェイが無料となった。(元々有料だったとは知りませんでした)乗用車の数は1995年の3万2千台に比べ、2008年は半減し1万5千台となっている。利用者のピークはシャクナゲが咲く5月、夏休みの8月、紅葉の10月の3回で、最も多いのは10月。ピーク時には1日に数千〜1万人も来るそうだ。

 山上駐車場の収容数は200台。10月はひと月のうちに10〜20日が収容数を上回るそうだ。交通混雑につながるとされる100台以上の路肩駐車が発生するのは年々減少していて、2008年には7日間となっている。

 さて第1期計画で検討がされた「マイカー規制の実施 パーク&シャトルバスライド」は「大台ヶ原自然再生推進計画(第2期)」では明らかに後退というか、実質上断念されたといえそうです。

 大台ヶ原の利用者や交通事業者には理解を得られたものの、地域経済へのマイナス影響が予想され、地域住民の理解が得られる案を提示できなかった。また乗り換え駐車場も選定を行ったものの実現には至らなかったとのことです。

 現在の利用者数はわかりませんが、少なくともこの資料が作られた2009年の段階では利用者数は減少傾向にあったそうです。先日私が出くわした路肩駐車による交通混雑は、たまたま年間7日しかないピーク時のもので「そんな時に行くのが悪い」ということでしょうか。

 上高地はマイカー規制をするようになって、ブランド力が上がったそうです。大台ヶ原も散策路あり、麓に温泉ありと観光資源としてはとても良いように思うのですが、観光客が減少しているのはなぜなのでしょう?それも深刻だと思うのですが、この推進計画には何も触れられていないのですよね。

 環境保全と地域経済との折り合いというか、ウィンウィンというか、三方よしとはなかなかいかないものですね。

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コメント 2

RW

大台ケ原は本当に車が入り過ぎの印象を受けました。シカの食害対策と入山規制しないとこの山の環境維持は難しいですね。
by RW (2016-11-14 06:14) 

かばたん

奈良側からは一般登山道が整備されず、結局ドライブウェイしかないのが現状ですね。私は公共交通機関好きなので、以前あった積雪期の霧氷バスがなくなって残念です。
by かばたん (2016-11-16 08:50) 

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