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クライマー吉田和正さんの生き方 [クライミングを復活させたい]

 吉田和正さんが肺がんのため2016年9月26日に亡くなったとのこと。53歳でした。城ヶ崎の「マーズ」(5.13d)や北海道・見晴岩の「ハードラック・トゥ・ミー」(5.14a/b)の初登者としてあまりも有名です。

 私にはレベルが高すぎて雲の上の存在なのですが、その生き方は衝撃的で常に気になる存在でした。そのきっかけとなったのが「岩と雪164号」のインタビューです。これは山仲間の間で大きな話題となりました。

小日向 仕事、いや生計はどうやって。吉田 ひもだ、ひも。


 1994年にクライミング・バムがいることの驚き。ビレイヤーを時給1,000円でアルバイト募集したり、登るために肉体改造する必要性を発言したのは、吉田さんが初めてかもしれません。

 7年後の2001年「Rock&Snow 012 013」のインタビュー掲載時は、さすがに収入を得るために岩登りのスクールをし始めました。

 当時、雑誌「ロック&スノー」が迷走していたこともあり、吉田さんは「クライミングの雑誌なら、歴史や将来の可能性を提示するような見識と能力が必要なのに、ロック&スノーには全くない」と一刀両断しています。

小日向 俺もそうだけど、みんなもう大それたことに対してあんまり関心がなくなってきているんじゃないの。吉田 わかったよ。小日向 何て言ったらいいのかな‥吉田 だから、おまえはもう一般人になっちゃったんだろう。


 友達なくしそうですね(^ ^)
 上記2つのインタビューは小日向徹さんが行っていますが、吉田さんの尖った問題提議に、どちらがインタビューされているかわからなくなるくらいに小日向さんが話しています。

 吉田さんはまさに孤高の人という感じです。最近はどのようなクライミングをしていたのでしょうか。その辺も含めて、「Rock&Snow」はどのように追悼するのでしょうか。編集部は今また試されるんだろうなと思います。

 吉田さん亡き後、日本のクライミングの限界を押し上げるのは誰が担っていくのでしょうか。インタビューを読んでいて大きな喪失感に襲われました。

 ご冥福をお祈りします。

<追記>
昔の幼友達さんがコメントしてくれました。
「岩と雪164号」が「岩と雪ベストセレクション1958-1995」に収録され発売されています。

  
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コメント 6

RW

吉田和正さんの名前を初めて知りました。日本各地で高難度のルートを開いた方なんですね。北海道の富良野の病院で肺ガンの闘病生活を送って亡くなったとのことですがあまりにも若い!惜しい方が亡くなられました。
by RW (2016-10-08 17:45) 

かばたん

現代において吉田さんほど、クライミングに全人生を捧げている人も数少ないと思います。登れるまでの粘りとしつこさは、時には他者から誤解も受けていたのではと心配するほどだったのです。
by かばたん (2016-10-09 10:18) 

昔の幼友達です

吉田死んだんですね、最近知りました。
20歳くらいの頃一緒に山登ったり、岩上ったり(私はロープ確保係りでつきあわされてただけですけど)して遊んでたんですが。
最後にあいつにあったのは親父さんの葬式の時かな、もう10年くらい前ですかね。クライミングスクールやってるとか話してたけど。
年取って山口帰ってくればまた遊べると思ってたんですけどね、まあ、あいつのことだから田舎には帰ってこないだろうけども。
by 昔の幼友達です (2017-01-31 20:51) 

かばたん

昔の幼馴染さん、コメントありがとうございます。吉田さんの死を多くの人が悼んでいます。それほど強烈なクライマーであり、生き様だったのだと思います。またとても優しい人だとも。
年取っても吉田さんは山口には帰らない…なんとなくわかるような気がします。それにしても幼き時の吉田少年。どんな子供だったのでしょう?その後の人生を彷彿とするようなエピソードなどあれば、ぜひ教えてください。
by かばたん (2017-02-05 09:56) 

昔の幼馴染

エピソードですか…。吉田のことで一番昔のことで覚えてるのは、保育園の年中さんくらいの時だったかな、あいつが保育園からいなくなって、先生方大人たちが結構大騒ぎしてたのが思い出されますね。後年のあいつの性格につながっているのかどうかはわかりませんが。
失踪事件がどう解決したのか同じく子供だったわたしにはわかりませんが、何か気に食わないことでもあって、家に帰ろうとしたのかもしれませんね、推測ですけど。ちなみに保育園から吉田の家まで2~3kmあるから子供の足では家まで帰り着いたのかどうかも不明ですが。50年位前の昔話です。
by 昔の幼馴染 (2017-02-05 19:29) 

かばたん

昔の幼馴染さん、おもしろいエピソードですね。きっと気にくわないことがあったのでしょう。この話はそう理解するのが、一番吉田さんの顔が思い浮かぶような気がします。どうもありがとうございました!
by かばたん (2017-02-11 14:10) 

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