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30年前の日本はスポーツ・クライミング後進国でした [クライミングを復活させたい]

 東京五輪にスポーツクライミングが採用されることが正式に決まりました。採用までご苦労された方に、心からおめでとうと言いたいと思います。また選手の皆さんには、4年後に照準を定めてしっかりと調整していただきたいと思います。

 世間的には野球・ソフトボールの復活が新聞の一面を飾っていますが、「今どき、野球なのかなあ?」とちょっと不思議に思っていました。

 しかしクライミングが五輪競技になるなんて、30年前は考えもしなかったですよ。

岩と雪 125号

 山岳雑誌の「岩と雪」のバックナンバーを見てみますと、1987/Dec号ではイタリアのアルコで開かれた「ロック・マスター’87国際クライミング競技会」がカラーグラビアで掲載されています。当時は自然の岩場で競技が行われていましたし、ルールも開催地によってまちまちでした。

 トピックスの記事で「世界のトップ・クライマーを一堂に集め、さながらクライミングのオリンピックといった感がある」とあるように、実力・知名度ともに抜群の参加者です。

 西ドイツ(!)からシュテファン・グロバッツ、フランスからマルク・ル・メネストレル、イギリスからベン・ムーンにジェリー・モファット、オーストリアはゲルハルト・ヘールハーガーとハインツ・マリアッハー、アメリカからはトッド・スキナーとアラン・ワッツ。日本からは橋本覚さんが参加しました。女子の部もリン・ヒルにイザベル・パティシェ。

 いやースゴイ顔ぶれですね〜。で、やっぱり優勝したのはグロバッツでした。グロバッツはこの頃が一番、花があった時代でしょうね。その後のアルパインでの活躍もスゴイのですが。

 トピックスで文を担当した山崎順一さんは男子26位の最下位に終わった橋本覚さんについて以下のように感想を寄せています。

さて日本から初参加の橋本は、環境の違いにもかかわらず懸命なトライをしたが、彼個人というより、日本のレベルそのものがヨーロッパに比べかなり後れを取っており、どうしようもなかった。ヨーロッパの場合、コンペとクライマーの能力向上が非常にうまく結びついており、たかがコンペといいきれないものを感じた大会だった


 少しかわいそうな結果に終わった橋本さんですが、当時日本を代表するクライマーに間違いありません。

 あ〜、そのことを思えば、今のスポーツクライマーの世界では、日本は野口啓代さんはボルダリングのトップクライマーですし、リードでは安間佐千さん。若手では野中生萌さんとか藤井快さんとか白石阿島さんとか、世界を相手にする強者がうじゃうじゃいます!

 この30年間で日本のクラミングのレベルの上がり方はすごかったのですね。

 東京五輪が楽しみです。


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RW

世の中も常に進歩していますね!クライミングが世に認められてきた証拠です。
by RW (2016-08-08 22:31) 

かばたん

私のクライミング力は、全然進歩しません。練習サボっているから当然ですよね〜
by かばたん (2016-08-16 12:42) 

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